中南米のラティーノの女性は白人か
ネットなどで写真を見ていると、はっとするような美女に出会って、それが見たことのないような国旗のマークと一緒に目に入ることがあります。「あれ?欧米の国旗は大体覚えたのに?」と確認すると、メキシコだったり、アルゼンチンだったり、チリやウルグアイだったりするのです。
グリーンやグレーの瞳にブロンドの髪、そして白い肌など一見白人の美女に見えますが、ここでもし貴方が「白人の恋人」が欲しいと言うことに拘っているなら少し注意が必要です。見た目と異なり彼女が白人ではないかも知れないからです。
一般に中南米の人たちはヒスパニックと呼ばれています。或いはラティーノなどと呼ばれることもあります。元々インディオと呼ばれる先住民が住んでいたところをスペインやポルトガルが侵略しました。暗闇の歴史は割愛しますが、その過程でスペイン人らとの混血が進み、さらに、アフリカから連れてこられた黒人奴隷とも混血が進み、渾然一体となった人種構成になっています。
中には、侵略から逃れて、ひっそりと生き残ったインディオや、家柄や財産を守るためと行った理由で混血をさけ、白人の血を守っている人々もいます。しかし、むしろもう自分が人種的には何人かハッキリとは分からない人たちの方が多いと言えるでしょう。その多くはメスティソと自称したり、ラティーノなどと呼んでいます。中南米の女性が白人のような肌の白さからアフリカ系のように漆黒の黒さまでグラデーションのように多様に存在する理由ですね。
もちろん、新規の移民もいますから、新しい移民世代はもっとハッキリと人種的なバックボーンが分かっています。中国系、日系などの人たちもいます。このような人たちなら「白人です」という言葉にも真実味があるかも知れません。しかし、古くからの一族ですと、どこでどのような混血が起きているかはもはや誰にも分からないと言えるでしょう。
このような歴史的な、人種的な背景がありますので、「どうしても白人」と言う好みの方は、移民1世、2世などの出自のはっきりとしている家族の女性でないと、思いも寄らない事になるかも知れませんね。ただ、ラティーノの女性には彼女たち独自の良さもありますから、初めは白人女性を探していたけど、中南米の女性に惹かれたという運命もまた面白いかも知れません。
混血すると美しくなると言われるように、まさにはっとするような美女がいるのも事実ですし、優れた遺伝的要素が満開になった身体的な美しさも群を抜いている事も多いです。最近のミスコンテストでも南米が断トツで優勝回数が多いのも頷けますね。